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先日の三連休中、Kに彼女を紹介された。可愛いというより綺麗で、無口な大人しい感じの、でもきつい目つきと濃い目の化粧。あの子はKのどこが好きなのだろう。それ以上にKはあの子のどこが好きなのだろう。きっと私たちの知らないKは彼女の前でのみ姿を現すのだ。でも彼女の前には現れないKも必ずいるはずなのだ。
以前も書いたけれど、会社の人のプライベートを覗き見るのはドキドキして少し悲しくなる。そこにいるのは私の知らない人だ。今まで散々、なにかを知ったような気でいたけれど、それは気のせいでしかなかったのだ。私と、その場にいたもうひとりの同期の子は、何だかひどく惨めな気持ちになり、二人で落ち込んで帰路に着いた。
『もうあいつ二度と遊びに誘ってやんね。』とその子が言ったので、私もそうだそうだと吐き捨てて笑った。そうやって自分たちのテリトリーから廃除することでしか惨めさを消せない私たちの器量の無さを、笑う人は許さない。