花火

昨日の話だけど江戸川花火大会に行ったよ。急遽実家から浴衣取り寄せて、ちゃんとそれっぽい格好したよ。頭に花とか付けてワーイって浮かれて総武線乗ったら人混みに負けて帰りたくなったよ。

花火は、超・きれい・でした。たくさんの人が、空に浮かぶ花火じゃなくて携帯の画面越しに花火を見ていた。私も似たようなものだけれど。
「私、花火職人と結婚したいです」となんとなく呟いた。短い夏の間に全てを賭け、そのほかの季節は新しい花火の研究や細かな作業をちまちまと続け、ひとつの季節を待ち侘びるのだ。短か過ぎて一番切ないこの季節の中でもほんの数秒間だけの為の道具を作り、たくさんの人を幻覚の中に連れてゆく為に、黙々と作業を続けるだけの人。全部妄想だけど。実際花火職人が夏以外に何してんのか知らないけど。
土手の上から花火を見ていたら、ふと川内倫子の写真集を思い出した。

花火

花火

これです。素敵な写真集です。
慣れない下駄が嫌になって、裸足で河原の土手を歩いた。足の裏に草の感触が気持ちよくて、空には蝙蝠が飛び交っていた。一緒に行った会社のひとたちと、来年は屋形船予約したいですねーなんて話をして、来年も私はここで花火を観れるのだろうかと、少し複雑な気分になった。