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夕方と彼は言う。

土曜の夜。新文芸坐のオールナイトに行ってきた。ジャン=リュック・ゴダール特集です。

  • 愛の世紀
  • アワーミュージック
  • そして愛に至る
  • 10ミニッツ・オールダー イデアの森

わたしは特に文学少女でもインテリかぶれでもございませんので、正直に申し上げますと、非常に眠かったという感想を抱いた次第で御座います(まぁオールナイトで4本も観たら眠いって普通)。それでもお金払ってるんだし寝たら勿体無いと思ったのでがんばりましたが、アワーミュージックの後半15分は記憶が無いです。ちなみに客席も、3〜4割が寝てました。
でも映像はとても綺麗だし、台詞回しがいちいち素敵で、どきんとするところがいくつもあったのも本当。私の貧弱な脳味噌では、偉大すぎる彼の作品の本質を理解できなかっただけに過ぎない。理解できていないのに凄いと思ってしまえるところが凄い。理解できるくらいの知識や見聞を深めたかった。

お客さんの大半は、黒ぶちめがねだったり前髪アシンメトリになってる、全体的にサブカル臭を漂わせた私と同世代くらいの男の子。一緒に行ったK君に「nina19さんはこうゆうの観に来るタイプの男の人、好みでしょ?」と言われたりもした。いいや私はこういうところにくるようなタイプよりも、『映画?タイタニックなら観たよ。それより野球の話しようぜ』とか言ってくれる人のほうがずっといい。趣味は対極のほうが、一緒にいて楽なことを知っているのだ。我が強い私の場合は。

ゴダールの映画は現実味が無い。愛と殺戮と時の流れを追いかけるばかりの映像は現実に溢れている筈なのに、どこか夢の中のように綺麗で、話がどうこうよりもその映像だけを眺めていたいと思ったわけです。