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未だ夢の中

母方の祖父が亡くなった。享年96歳。
ここ数年は老人にありがちな肺炎で入退院を繰り返していて、今回も同じような感じで入院して、同じような感じで退院できるかなと思っていた矢先の出来事。とはいえ年齢も年齢なので、「そう遠くないうちにアレだから心の準備をしていてね」とGWで帰省していた私に母親が伝えた二日後のことだった。とても残念だし悲しいけれど、年齢的に大往生だったので葬式は明るくとても和やかな雰囲気で、みんなでおじいちゃんの思い出話をしながら久しぶりの再会を喜ぶ場所になっていた。祖母はいま89歳で、気落ちしていたらどうしようと心配していたけれど、思ったよりも元気そうに見えたのですこし安心した。
お坊さんがお経をあげる際にシンバルみたいなのをじゃんじゃん鳴らすので思わず笑ってしまった。宗派で色々あるんだろうけど…全然意味がわからない。

祖父は痴呆が進行し、最初のころはデイサービスで、ここ6,7年位は老人ホームに入居していた。おしゃれで可愛くてカラオケが大好きでお酒がまったく飲めないのに昼からビールを飲んでおばあちゃんに怒られている祖父だった。戦争の話もたくさん教えてくれた。沈没した武蔵から生還した話は100回くらい聞いた気がするけど、その他の話はあんまり覚えていない。
昨年末に武蔵が見つかったときそのニュースを伝えても、ボケたおじいちゃんにはうまく伝わらなかったらしい。痴呆が無ければきっととても喜んでくれたと思う。あれがなければとかこうしていたらとか、人が亡くなると、どんなにベストを尽くしたとしても、どうしても考えてしまう。



今年は1月に義母が亡くなって5月に祖父が亡くなった。きっと私にとってそういう年なんだろう。もう何も起こって欲しくないけれど、あと半年残されているし、どうなんだろう。数珠やら喪服の準備がものすごくスムーズになり焼香の仕方がスマートになる必要なんかない。楽しく健康に日々を過ごしたい。