おっさんずラブがつらい

※文字数3700字ある

 

最初はそこまでの思い入れもなくふわっと見始めたはずなのに、気が付くと仕事も家事も手につかないレベルでおっさんずラブの事ばかり考えて毎日が辛い。

これはまったく比喩ではない。普通の日常を返して欲しい。

そんな言いがかりをつけたくなる程のめり込んでいるんだけどtwitter界隈では自分と似たような人たちばかりなので少し安心する。それなのに視聴率は4%以下だという。なんで????私のタイムラインでは視聴率60%くらいなんだけど…(偏りすぎ) 

そもそも見始めたきっかけは田中圭が出てたから。田中圭は昔から「結構好き」な部類に入る俳優さんで、知ったきっかけは多分WATER BOYSなんだけどそれからなんとなく田中圭の顔好きだな~とぼんやり思っていて、はっきりと認識したのは鈴木おさむの「芸人交換日記」の舞台DVDを見た時だったと思う。芸人交換日記の田中圭はあんまりかっこいい役ではなくそれよりもオードリー若林の演技に号泣させられたほうが印象としては強いんだけど、改めて「あ、やっぱり顔と演技好きだな…」とその時確かに思っていた。

おっさんずラブの話に戻るけどそういう田中圭きっかけで見始めたのにも関わらずいまの私が考えるのは林遣都のことばかりだ。なんなんだ林遣都、というか牧。牧~~!!!!(ちなみに林遣都デビュー作の「バッテリー」はきっちり劇場に観に行っている)

おっさんずラブは「好きになってはいけない人なんていない」ということと、「自分の幸せより、相手の幸せを願う」というテーマ…つまりは「愛するとは何か?」みたいな中学生が考えそうなことをクソ真面目に丁寧に繰り返し語っているドラマだと個人的には思っている。ただ、そのテーマを主に担っているのが牧であり、春田がもうとにかく何も考えていない…いや正確には考えてるんだけど思慮が浅いので、ただひたすらに牧がかわいそうなシーンが多すぎてつらい。牧がつらい。牧を観ている私がつらい。こんなに最初から最後まで辛い役どころって恋愛ドラマ史上存在すんの??もうこっちは毎週毎週心臓止まりそうなんだけど!!!いい加減にしろ!!!!!!!11

そんな牧が5話でようやく少しだけ報われて幸せそうな顔をしたので私大歓喜。なんならちょっと泣いた。幸せそうな春田と牧を観て泣いた。でも、そのあとの春田とちずの海辺のシーンで気づいたのは、「好きになってはいけない人なんていない」ということは「結果的に誰かを傷つける」ということ。その好きな相手や自分自身ですらもその対象。そしてこの時点でその傷にとことん無自覚な春田。そういうとこだぞ 

春田が初めて牧に対しての感情を示したこの海のシーンは良すぎて(語彙力)20回くらい観た。そしてちずの辛さや苦しさは、一番リアルに私に響く。牧に幸せになって欲しいけどちずが苦しむのは仕方ないということじゃない。だから、6話でちずがちゃんと春田に想いを伝えられたことは、わがままの「自己満」かもしれなかったけど絶対に必要なことだった。ちずは、ずっと春田の…というか部長や牧との恋を応援してくれていて、男も女も関係ないと真顔で言い切るカッコよさがあって、春田とイイ感じの空気になることもたくさんあって(てゆうか絶対春田はちずのこと好きでしょ!!少なくとも牧と付き合うまでは!!)でもちずは自分の感情に気づいた瞬間に失恋しちゃって、それでもし何も言わずに春田の恋愛を応援する立場になってたらオイ~~~~~!!?!?!?って突っこんじゃうよ私が。

ちずが春田に告白した時に「そんなの俺だって…」と言いかけた春田。悲しすぎる。俺だって、何なんだよ~その台詞牧が聞いてたらどうするんだよ~あれ、さすがに聞こえてないよね…牧くん見てしまう率100%だから怖い…

そして、ちず以上にわがままを言えなかった牧。

「自分の幸せより相手の幸せを願う」なんて、そんなの奇麗事すぎて愛とは呼べないのではないか。6話の最後に牧が取った行動は正しかったのか?

牧の葛藤も辛さも苦しさも、全部抱えたうえで(もしくは春田と分け合って)二人の明るい又は泥沼の未来に進まなきゃいけなかった。あらゆる偏見や親問題その他たくさんの不幸、そういったものも全部ひっくるめて、「それでも好きだから一緒にいたい」…とは言えない牧。春田のほうはそれ以前の問題。それができなかった時点で二人ともきっと駄目だった。

でも、牧のことが好きなのかと問われて優しく微笑んだ春田のあの表情も、「武川さんと牧がヨリを戻すために俺が手を引くのは何か嫌だ」と思った春田の心の内も、なーーーーんにも知らない牧に(だって春田が言わないから!!!!!!)無条件に幸せな未来を妄信しろという方が土台無理な話。無理ゲー。エスパーかよ…。おそらく最初からコンプレックスというか引け目を感じていた牧に対して、ちずの存在や春田のお母さんの言葉のような”普通の幸せ”とかいうふわっとしたくだらない世間一般の価値観にボコボコにメンタルやられてる状態で、繰り返し、大丈夫だよって言ってくれる存在が皆無なんだもん。そんなの鋼のメンタルと強烈な思い込みスキルを持ってないとむりでしょ…

そしてその鋼メンタル&スキルを持つ部長のほうになびくのは最早仕方ないでしょ…(いや仕方なくないけど…まじで春田…そういうとこ…)

 

でも一方。

春田目線でみると、もともと好きだった幼馴染に突然告白をされて頭が混乱していて、おそらく牧に話を聞いてもらったり優しく慰めてもらいたかっただろうに(動揺している春田はデリカシー欠如マンなのでそういうこと普通にしそう)、突然冷たく別れを切り出されたのは、単純にどっちも辛すぎた。2話のときも同じようなシチュエーションで「悪いとこあったら直すから」と言っていたけれどそれとは重さが全然違って、とにかく春田も牧も悲しい感情が溢れすぎてて言葉を失うあの6話のラスト。私は2度目を観れていません(ちずの告白も辛くて観れない)

そして私が漫画や映画で一番嫌いな展開「それから●年後…」をやってしまったおっさんずラブ。お前の好みは聞いてねんだよという話だけど、でも仕方ないと今では受け入れる気持ちです。だってあと1話しかないし、エッッ 本当にあと1話?5時間スペシャルとかじゃないの…?

牧に必要なのは、相手の幸せを考える優しさではなく、自分の幸せが相手の幸せにつながる!!!と強く思える自信と強さ。そしてそのために、春田が牧に自信をつけさせてあげる必要が絶対にある訳で。今までずっと受け身で、自発的な行動がほぼ皆無だったはるたんが、牧のためにどこまで男になれるのか、私は本当に楽しみです…。

…春田がどういう心境で部長と暮らしてるのか知らないけど、まじでほんと何にも考えなしで家政婦替わりとして暮らしてるんだったらほんとうに春田の事嫌いになるし、逆に部長のことがちゃんと好きで一緒に暮らしてるんだったらそれはそれで牧の存在ただの踏み台だったん?????って怒り狂っちゃうけど、1話から6話までずっと見てきているが故にそういう簡単な結末になることは無いという確信があるので(大分不安定な確信ではある)、春田も牧も部長もちずも武川さんもマロも蝶子さんもまいまいもお兄ちゃんも、それぞれがちゃんと幸せで笑って泣ける最終回を期待している。牧春とか春牧とか最早そういう次元の話ではない。誰かを愛すことで誰かを傷つけて、でもそれでも誰かが誰かを好きだというパワーは何もかもを凌駕するのである。多分きっと。自信まったくないけど…だって予測が全部外れる超展開ばっかりだし…。あと春田の悪口しか書いてない気がするけど私が好きになるなら絶対に春田。いいやつ感はイチバンだし。何よりも身体がよい。

※春田は、牧に言われた「悪いところ10コ」を直しているのではないか…という説をtwitterで見かけて、でもそれが、牧の為なのか部長の為なのかはわからないけど、なんか切なくなってしまった。春田はズボラでいいんだよ~~~!!!!

 <春田の悪いところ(牧Ver.)が1年後どう変わったか>

1.優柔不断

2.朝不機嫌 ×→めっちゃ笑顔だった

3.服脱ぎっぱなし

4.好き嫌い多い △→健康そうな和食。唐揚げが好きなことを考えると苦手そう?

5.靴揃えない

6.皿洗いしない

7.ちょっとそれ一口ちょうだいって言う △→おそらく部長相手には言わないだろ…

8.改札に引っかかる

9.方向音痴

10.うつぶせで寝る ×→今は寝ていないらしい(公式インスタ・武蔵の部屋より)

 

ちなみに部長Verの悪いところシリーズ大好き。

1.可愛すぎる

2.存在が罪

3.ピュア

4.可愛すぎる

 

ピュアが悪口!斬新!!2話のこのシーン見るだけで元気出るからくり返し見ちゃう。

しかし改めて見てもここはとても象徴的なシーンで、悪いところを10コ即答できる牧と、まったく悪いところがでてこない部長では、春田に対しての理解度がもう雲泥の差というか。部長にとってのはるたんは王子様で、牧にとっては普通の彼氏なんだな。

えっこの流れで部長エンドとか無いよね???せめてちずにして????? 

 

長文になりましたが以上です。自分の考えをまとめるための文章なので特に何かが明らかになるようなものではありません。ご了承ください。